Greeting 代表挨拶

デジタル×サステナビリティで「より大きな善の追求」

大手企業をはじめ、物流デジタル化はまるで進んでいないのが実状です。これは国内だけではなく海外も同様で、不効率な配送は地球環境にも悪影響となります。物流分野では、今後カーボンニュートラルによる新たなKPIが突きつけられますが、まだ何にも進んでいないのが実情です。2050年まで時間がありません。これはもう、我々が一気に大きくならなければなりません。
開発パートナーとの連携を強め、優秀なメンバーを採用し、精力的にM&Aし、社会に喜んで頂けるような企業にさっさと成長しなければなりません。そうしなければ間に合わないのです。

私たちの主軸商品である「インターストック」がサポートしている倉庫周りのコストは企業のトータル物流コストの2割を占めるにすぎません。
お客様が本当に求めているのは、残りの8割まで含めた全体の効率化です。それがカーボンニュートラルの実現にもつながります。
今後はそこを目指して私たちも長期的なビジョンを持つ必要を強く感じています。

私たちは物流業界におけるDXの牽引役となります。同業の開発パートナー、異業の物流パートナーと連携を強化し、「より大きな善」を目指して、「ともにより強くなる」ことを意識します。物流サービスをユーザー企業の商流やERPといった経営システムにつなげていきます。受発注から始まる商流と、出荷されて検収されるといった物流が一体化していかないと全体としてのスピード感が上がりません。よって、ここの価値の最大化を目指します。
倉庫管理システム「インターストック」は中枢であり、上流を「輸快通快」が最適化し、下流を「Jailo」でエコシステム化します。
これら各機能が全体のシステムとして働いたとき、私たちの提供するソリューションは一つの完成形をみます。

よって、徹底的にここの価値を最大化していくことを目指します。その為には、コア事業の進化と新事業の探索を常に行います。
これを支えるのがデジタルとサスティナビリティです。
物流デジタル化を強力に推進することでエコシステムを組織し、物流全体を効率化させることで、地球環境に優しいロジスティクスを実現し、カーボンニュートラルに貢献します。

これからのビジネスはデータがなければ何もできません。よって、まずは既存事業のデータをしっかり集めることに力をいれます。ここに宝の山が眠っています。独自のDXを進めることで業界の牽引役となりながら、自らの事業を成功させるだけではなく、新たな価値観、新たな世界観をネット広告や展示会に積極投資して社外に謳い浸透させます。
それがまた、社内外の評価を集め、我が社を成長させる原動力となります。
ITベンダーとしての枠を超えて、「大きな善の追求」を掲げた私たちが、これからどのような価値観を投げかけていくのか見守って頂ければ幸いです。

ロジスティクス領域の情報投資効率化の最大化を支援

日本にロジスティクスなるものが最初に確立したのは江戸時代だと言われています。

当時の物流は廻船輸送が全てでしたが、江戸時代から明治初頭まではこの廻船による輸送が華やさと期待を持って商業と人々の生活に根付き、まさにロジスティクス全盛時代であったと言えるでしょう。

しかし以後、今日に至るまでロジスティクス軽視の時代が長く続いてきました。

未来に目を向けると少子高齢化やeコマースの急伸により物流業界では労働力を起点として様々なリソースが不足していくと予測され、ロジスティクスの効率化は多くの企業にとって急務です。

ロジスティクスを戦略的に考え、顧客に付加価値を与える為の最重要戦略として捉えていく必要があり、もはや企業戦略の必須条件であると言えます。

これからのロジスティクスには、時間と場所の制限を超えたリアルタイムなデータ活用と、オンデマンドにサービスを提供するフレキシビリティが求められます。

IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)、ロボットなどの技術革新による第4次産業革命はこうしたロジスティクス実現の追い風になるでしょう。

この第4次産業革命においては、最新テクノロジーを駆使した情報の利活用が国や企業の成長の鍵を握ります。
これまでの情報の利活用はインターネットによるバーチャルデータが主でしたが、この分野において日本は海外企業と大きな差が開いてしまっています。検索ポータル、SNS、eコマースいずれの分野においても、圧倒的な差が開いてしまいました。

しかし、これからのデータの利活用はバーチャルデータからリアルデータへと移行していきます。
日本人の創意工夫の力を発揮すれば、多様で活用可能性の高い「リアルデータ」の蓄積が可能になります。
現場や市場で起こっていることを丁寧に拾い上げる力と創意工夫の力を活かすことで、リアルデータから新たな価値を生み出すことが出来るのです。

そして、このリアルデータの主導権を握ることが出来るのが物流なのです。とくに流通市場においてこれは揺るぎないものとなっていくことでしょう。

私たちはロジスティクス分野における新技術の応用とエンジニアリングにより、リアルデータの蓄積と利活用を推進し、企業のロジスティクスのレベルアップを支援いたします。

シェア発想による価値創造型企業へ

私たちがお客様と接して仕事をする上で、とても重要な考え方として「貢献」があります。
それは高い志を持ち、社会やお客様に「貢献」することで「価値を提供できる存在」にならなければならないということです。

高い志と貢献がベースの環境においては、皆がそれぞれの役割を良く理解し、公平であり、役割を果たすという意味では、新入社員も社長も同じで、互いに人としての尊敬の念を持ち行動します。

お客様が言葉には出さないけれども抱えている潜在的なニーズを満たしてあげられるような真の価値創造を実現していくために、高い志を持ち貢献にフォーカスをしていきます。

私たちが情報サービスを利用して世の中に役立つサービスを提供する方法は無限にあると信じています。
今後も株式会社オンザリンクスは常に新しい可能性にチャレンジし、様々な人や企業と繋がり、シェア発想による情報サービスの共創を進めていきます。より多くのお客様に、そして広く社会に必要として頂ける企業となるためにこれからも事業を邁進して参ります。

株式会社オンザリンクス 代表取締役東 聖也Masaya Higashi